gretlで回帰分析する方法を説明します。被説明変数がcp95、説明変数がgdp95の消費関数を推計する例です。最小二乗法でαとβが推計できます。
$ CP95_t =α+β GDP95_t+e_t $
経済統計の使い方では、統計データの入手法から分析法まで解説しています。
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【gretl】gretlのまとめ|インストールから回帰分析まで
gretl(グレーテル)は、Gnu Regression, Econometrics and Time-series Library...
変数の入力
- 「モデル」→「通常の最小二乗法」を選びます。
- 変数CP95を選び、紫の矢印を押して従属変数(=被説明変数)にCP95を入れます。
- 変数GDP95を選び、緑の矢印を押して説明変数にGDP95を入れます。
- constは定数項で、最初から入っています。
- 右下のOKを押すと、推計結果が出力されます。
![](https://officekaisuiyoku.com/wp-content/uploads/2022/03/5ba897d6d697425ab4b38f14e988b482-16.jpg)
推計結果
推計結果は以下のように出力されます。
![](https://officekaisuiyoku.com/wp-content/uploads/2022/03/7d97b5da037b91efa090a2e1cd567830-3.jpg)
推計結果の保存
推計結果をレポートなどに使うために、結果を保存します。以下の3つの方法があります。
- ワードで保存する
- エクセルで保存する
- コピーアンドペーストする
いずれの場合も、「ファイル」のメニューから操作を始めます。
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ワードで保存する
「ファイル」から「名前を付けて保存」を選び、RTF(MS Word)形式で保存します。
![](https://officekaisuiyoku.com/wp-content/uploads/2022/03/92c6f92bd7de53818cc6768266d039d9-2.jpg)
エクセルで保存する
「ファイル」から「名前を付けて保存」選び、「カンマ区切り形式」で保存します。
ファイルをエクセルで開きます。
開いたファイルが文字化けする場合があります。その時は、文字化けしたファイルを閉じて、ファイル名を右クリックしてメモ帳で開きます。「名前を付けて保存」を選び、文字コードを「ANSI」に変えます。そのファイルをエクセルで開くと、文字化けが治ります。
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コピーアンドペーストする
「ファイル」から「式として表示」を選択します。
![](https://officekaisuiyoku.com/wp-content/uploads/2022/03/63debe86d374b68e0a1f2db636be7ecb-1.jpg)
出てきた式をコピーして、ワードなどに貼り付けます。
推計した方程式の保存
推計した方程式をファイルに保存して、将来また使えるようにします。「ファイル」から
「セッションにアイコンとして保存」を選びます。
![](https://officekaisuiyoku.com/wp-content/uploads/2022/03/cf7775c2af7a64cc6eb2cb57d3bafd44-1.jpg)
アイコンビューが開いて、方程式がアイコンとして保存されます。
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アイコンビューを閉じて、「ファイル」→「セッション」→「セッションを保存」を選ぶと、結果がセッションファイルとして保存されます。
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