経済統計の使い方
統計初心者の社会人向けに、経済データの解説をしています。「まとめページ」をご覧くだされば、全体的な内容がわかると思います。
回帰分析から学ぶ計量経済学

【変数の工夫】課題1 多重共線性とは

次の推計をするとどうなるでしょうか。X1Xの相関が高く、X1,X2X3とは相関が低いです。

  • (1)Yαβ1X1β2X1
  • (2)Yαβ1X1β2X3
  • (3)Yαβ1X2β2X3
  • (4)Yαβ1X1+X2β2X3

 (1)同じ説明変数を2つ入れた場合で、説明変数どうしが完全に相関している場合です。X1一つだけを説明変数として回帰したときの係数をβ3とすると、β1+β2=β3が成り立ちます。β1β2の組み合わせは無限にあることになります。ただ、Excelではβ1が0、β2X1のみで回帰したときの係数が計算されます。

正解はβ1=0,β2=0.54です。

(2)と(3)の違いは、説明変数X3が共通で、それに加えて(2)ではX1が、(3)ではX2が説明変数と入っています。XX2は相関があるので、係数はほぼ同じとなります。

(2)の正解 β1=0.96,β2=0.50

(3)の正解 β1=0.96,β2=0.50

(4)は、(2)や(3)の1つ目の説明変数の値が約2倍になった場合です。説明変数が2倍になるということは、同じ推定結果になるためには係数は半分程度になるはずです。ということで、正解は以下の通りです。

(4)の正解β1=0.49,β2=0.50

経済統計の使い方では、経済統計の入手法から分析法まで解説しています。

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