- ミクロ経済学
- (需要曲線)需要供給曲線の縦軸が、生産者によって調整できるように説明されることもあれば、所与のものとして説明されることもあり、若干混乱した。
- (機会費用)大学進学の例で、卒業後を考えると、卒業したらもっと年収の高い企業へ就職できる、というような考え方はありますでしょうか。
- (財の分類)何がギッフェン財になるのかは、予測ができるものなのでしょうか。それとも、事象が発生してギッフェン財だったということがわかるものなのでしょうか。
- (財の分類)上級財と下級財は人によって異なるという認識でよろしいでしょうか。
- (財の分類)クラフトビールが、下級材か上級財かの判断は少々微妙だと思います。
- (財の分類)ビールに詳しくないのでクラフトビールがどういったものかわからず調べました。上級財っぽいでしょうか…
- (財の分類)上級財や下級財については相対的なものか絶対的なものか、どちらになりますでしょうか。今回の講義の例では高級ラーメン(上級財)とカップヌードル(下級財)が挙げられていましたが、これはラーメンに関する予算の中で上・下級財が決定したと思います。この予算線を食費全体や家計全体としたときに、上級財→下級財となるケースはありますでしょうか。
- (財の分類)上級財や下級財、代替財や補完財といった財の区分けは直感的にはわかるのですが、厳密にはどのような決まりで分けているのでしょうか。
- (財の分類)ギッフェン財とは、価格減→需要減(本来であれば需要増)・価格増→需要増(本来であれば需要減)のように本来のマーケットと相違する動きをする財のこと。という認識でよろしいのでしょうか。
- (無差別曲線)無差別曲線を三次元で表した場合、予算線との組み合わせはどのようにあらわされるのでしょうか。
- (無差別曲線)今回は2次元の無差別曲線を教えていただきましたが、多次元の無差別曲線も存在するのでしょうか。
- (無差別曲線)無差別曲線に関する問題について、直線も広義の凸関数に含まれると思うのですが、経済学で「凸」といった場合は狭義の凸関数を意味しているという理解でよろしいでしょうか。
- (無差別曲線)住宅とレストランの無差別曲線の例が難しく感じました。感覚として住宅は必須であり、レストランは行かなくても他で代替可なので、例のような綺麗な曲線にならないのではないでしょうか。
- (効用関数)無差別曲線や予算線について2次元以上となることはあるのでしょうか。(たとえばビールと発泡酒と第三のビールとワインの本数で4パラメータが変動する(4次元)曲線になることはあるかという意味です)
- (効用)効用の算出はどのように行うのでしょうか。
- 「ユーティル」は満足度の単位でしょうか?
- (効用)ビールなど1回ごとに消費するものでしたが、例えば家電製品など1度購入した後に数年使用するものの場合は効用はどのように描かれるのでしょうか。
- (効用関数)無差別曲線と予算線による最適化については、概念的な話であって具体的な計算(最適解の導出)には用いないものでしょうか?もし、用いるのであれば、無差別曲線を設計する際の代表的な関数形があればご教示ください。
- (所得効果)所得効果は実質的な所得の増加について論じるという理解でよろしいでしょうか。
- (代替効果)代替効果について、「傾きの変化」とは「予算線の傾きの変化」という理解でよろしいでしょうか。
- (消費と貯蓄)消費と貯蓄の最適化の話題について将来の消費について利子を考えていましたが、これはある1時点の未来における話という理解でよろしいでしょうか。
ミクロ経済学
(需要曲線)需要供給曲線の縦軸が、生産者によって調整できるように説明されることもあれば、所与のものとして説明されることもあり、若干混乱した。
基本的な需要供給曲線の説明は、完全競争市場を想定していて、縦軸の価格は市場で決まります。価格は生産者によって変更できず、プライステイカー(価格受容者)として行動します。
一方、独占市場や寡占市場の場合は、価格も設定することができ、プライスメイカー(価格設定者)として行動します。
(機会費用)大学進学の例で、卒業後を考えると、卒業したらもっと年収の高い企業へ就職できる、というような考え方はありますでしょうか。
確かに大学進学の費用とともに、便益を考えることも大事だと思います。大学に進学するのは、機会費用を考えても、便益が大きいからだと考えられます。
(財の分類)何がギッフェン財になるのかは、予測ができるものなのでしょうか。それとも、事象が発生してギッフェン財だったということがわかるものなのでしょうか。
(財の分類)上級財と下級財は人によって異なるという認識でよろしいでしょうか。
事象が発生してからだと思います。事前に理屈で考えることはできますが、代替効果や所得効果の大きさは、事後的にわかるものだと思います。
また、効用関数は人によって違うので、上級財と下級財も人によって異なるということでいいです。
(財の分類)クラフトビールが、下級材か上級財かの判断は少々微妙だと思います。
(財の分類)ビールに詳しくないのでクラフトビールがどういったものかわからず調べました。上級財っぽいでしょうか…
クラフトビールの単価が通常のビールより高く、品質も上だとしたら、所得が増えると消費が増えるので、上級財ではないでしょうか?
(財の分類)上級財や下級財については相対的なものか絶対的なものか、どちらになりますでしょうか。今回の講義の例では高級ラーメン(上級財)とカップヌードル(下級財)が挙げられていましたが、これはラーメンに関する予算の中で上・下級財が決定したと思います。この予算線を食費全体や家計全体としたときに、上級財→下級財となるケースはありますでしょうか。
相対的なものであり、個人によっても違うものだと思います。ラーメンの中では上級財でも、ラーメン全体が下級財ということもあり得ます。
(財の分類)上級財や下級財、代替財や補完財といった財の区分けは直感的にはわかるのですが、厳密にはどのような決まりで分けているのでしょうか。
どちからというと概念的なものです。人によって無差別曲線が違うので、上級財や補完財は人によって違います。統計的にみるとどのような傾向があるかはわかります。
(財の分類)ギッフェン財とは、価格減→需要減(本来であれば需要増)・価格増→需要増(本来であれば需要減)のように本来のマーケットと相違する動きをする財のこと。という認識でよろしいのでしょうか。
本来のマーケットの動きが何かによりますが、直感的な需要の増減に相違する動きをする財ということになると思います。
(無差別曲線)無差別曲線を三次元で表した場合、予算線との組み合わせはどのようにあらわされるのでしょうか。
3次元で表すと予算線は一つの壁のようなイメージとなると思います。真上からみると直線です。
(無差別曲線)今回は2次元の無差別曲線を教えていただきましたが、多次元の無差別曲線も存在するのでしょうか。
3つの財について、効用の等しい点を結べば、作れると思いますが、曲線ではなく曲面になるでしょう。図で直感的に理解するのが難しくなるため、数式での解法になります。
(無差別曲線)無差別曲線に関する問題について、直線も広義の凸関数に含まれると思うのですが、経済学で「凸」といった場合は狭義の凸関数を意味しているという理解でよろしいでしょうか。
テキストの解説にはこう書いてあります。
(2)通常、無差別曲線は限界代替率逓減の法則にしたがって、原点に対して凸型をしているが、ビールと饉頭の例のように、無差別曲線が垂直や水平な線になることもある。したがって、(2)は誤り。
『経済学検定試験 ミクロ・マクロ編』
しかし、原点に凸というのは、無差別曲線上の2つの点を結んだ直線が原点側にあるということで、無差別曲線上を含む場合が「凸」である、含まない場合を「強い凸」であるといいます。
その意味では直線も原点に対して凸であるといえるので、直線が「つねに凸関数」であるという反証としては不正確でした。次回から問題を変えようと思います。
(無差別曲線)住宅とレストランの無差別曲線の例が難しく感じました。感覚として住宅は必須であり、レストランは行かなくても他で代替可なので、例のような綺麗な曲線にならないのではないでしょうか。
無差別曲線が住宅が多い組み合わせになる(右のほうにいく)と、水平になっています。
これは、住宅が必需品なので、少ない部屋数の時は同等の効用を得るためのレストランの数は多いけれど、ある程度部屋数が増えると、効用はそれほど増えないということを表しているのではないかと思います。
(効用関数)無差別曲線や予算線について2次元以上となることはあるのでしょうか。(たとえばビールと発泡酒と第三のビールとワインの本数で4パラメータが変動する(4次元)曲線になることはあるかという意味です)
グラフで考えるのは難しくなりますが、式では解けるのではないかと思います。
4つの財に関する効用関数を仮定して、所得の制約のもとで、効用関数を最大化するということになります。
(効用)効用の算出はどのように行うのでしょうか。
「ユーティル」は満足度の単位でしょうか?
効用は実態としてはつかめないものなので、効用関数は仮定して計算などをします。
「ユーティル」は効用が測れたと仮定した場合のクルーグマンが創作した単位で、一般的なものではないです。
それでは効用はどのようにして測るのか。話を単純にするため,ユーティルという
仮想の単位で測ることができるとしよう。クルーグマン「ミクロ経済学」
(効用)ビールなど1回ごとに消費するものでしたが、例えば家電製品など1度購入した後に数年使用するものの場合は効用はどのように描かれるのでしょうか。
時間の単位を変えれば同じように考えることができるのではないかと思います。ビールの場合は5分単位で、家電の場合はそれが1年単位として考えればよいのではないでしょうか。
- 50分間で飲むビールの本数
- 10年間で買う家電の数
が同じ分析でできると考えることができます。
(効用関数)無差別曲線と予算線による最適化については、概念的な話であって具体的な計算(最適解の導出)には用いないものでしょうか?もし、用いるのであれば、無差別曲線を設計する際の代表的な関数形があればご教示ください。
原点に対して凸になる関数なので、コブダグラス関数などが使われます。
$U=X_1^{0.4} X_2^{0.6}$
(所得効果)所得効果は実質的な所得の増加について論じるという理解でよろしいでしょうか。
マクロ経済学で説明しますが、経済学では実質で考えます。所得効果で考えるのは実質所得についてです。
(代替効果)代替効果について、「傾きの変化」とは「予算線の傾きの変化」という理解でよろしいでしょうか。
そうです。価格の比率の変化=予讃線の傾きの変化になるので。
(消費と貯蓄)消費と貯蓄の最適化の話題について将来の消費について利子を考えていましたが、これはある1時点の未来における話という理解でよろしいでしょうか。
そうです。たとえば、現在と1年後との比較です。