変数が1つの場合
グラフにはいろいろな描き方があります。plot関数について、いろいろと試してみます。さまざまな散布図が描けます。折れ線グラフを描くこともできますが、折れ線グラフについては、matplot関数も便利です。

データフレームの作成
データフレームは、変数の数に応じて用意します。変数が3つある場合は以下です。
plot関数の基本
plot関数の引数として代表的なものは以下です。
plot(x=横軸のデータ,y=縦軸のデータ)
x=,y=は省略できるので、データフレーム名を入れればグラフを描いてくれます。
変数が一つだけのデータフレームを作って、plot関数を使うと下記のようなグラフになります。データがある場所にマークがあります。頻度は関係ないようで、ヒストグラムではありません。

変数が2つ以上のデータフレームから、データを1つ選んでplot関数を使うと、x軸がインデックスのグラフになります。

type=”l”(小文字のエル)を付けて、点をつなげば折れ線グラフになります。

変数が2つの場合
変数が2つの場合は、2つの変数の散布図になります。x、yをそれぞれ指定する形でも、データフレームに2つ分のデータを指定する場合でも同じグラフが描けます。
2つの変数が入っているデータフレームを指定した場合

x軸に年や月などの時間を指定して、type=”l”を使えば、時系列のグラフも描けます。Aの値を年にした例です。しかし、2つ以上の系列を示すのは難しそうです。

データAが年ラベルの場合
変数が3つ以上の場合
変数が3つ以上の場合は、すべての組み合わせについて、散布図を描きます。

データフレームの変数が3以上の場合
折れ線グラフはmatplot関数
折れ線グラフを描くには、matplot関数が便利です。

データフレームだけ指定した場合
データフレームだけを指定すると、点がプロットされるだけなので、type=”l”(小文字のエル)を加えます。

matplot関数をさらに詳しく解説した以下も参照して下さい。
x軸にラベルにつけるのはちょっと面倒
matplot関数は、データを指定するだけで折れ線グラフを描いてくれるので便利です。しかし、x軸がインデックス(1から順番についた番号)だとわかりにくい場合があります。そこで、行に名前をつけて、それを表示することにします。rawnamesで行に名前を付けることができます。
行の名前をx軸に表示するには、まず軸のないグラフを描いて、axis関数でx軸、y軸を描き加えます。x軸が1,y軸が2、1から6までの要素について名前を付けるという指示です。
