条件を決めて実行する命令がif、繰り返す条件を与えて何回か繰り返すのがfor、条件が満たされている限り繰り返すのがwhileになります。

経済統計の使い方では、統計データの入手法から分析法まで解説しています。
if文
if a==b:
if文は条件を与えるものです。:をつける必要があります。if文などの後はインデントで下げて実行する文を書き、その部分を実行するかどうかを決めます。結果はイエスかノーの2択です。イエスならその後の文を実行し、ノーなら実行せずに、次の文に移動します。ノーの場合に別のことを実行する場合はelseを使います。
- if : 条件
- elif : 2つ目以降の条件
- else : 条件に合わなかったもの
80以上をA,70以上をB、60以上をC、それ以外をDとするプログラムです。
a=75
if a>=80:
print("A")
elif a>=70:
print("B")
elif a>=60:
print("C")
else:
print("D")
出力
B
比較演算子
条件は等号で表すこともできますし、不等号などを使うこともできます。==と!=は値を比較します。isとis notは値が等しくてもオブジェクト自体が等しくなければFalseになります。「以上」は2番目に=があります(<=)。逆(=<)はエラーになります。
演算子 | 説明 | 例(a = 5, b = 3) | 結果 |
---|---|---|---|
== | 等しい | a == b | False |
!= | 等しくない | a != b | True |
> | より大きい | a > b | True |
< | より小さい | a < b | False |
>= | 以上 | a >= b | True |
<= | 以下 | a <= b | False |
is | 同一オブジェクト | a is b | False |
is not | 異なるオブジェクト | a is not b | True |
論理演算子
論理演算子は以下になります。どちらも含む、どちらも含まないといった論理演算子を使うこともできます。x、yがそれぞれa==bといった条件の場合の結果です。
演算子 | 説明 | 例(x = True, y = False) | 結果 |
---|---|---|---|
and | xとyを両方満たすとTrue | x and y | False |
or | xかyのどちらかを満たすとTrue | x or y | True |
not | TrueとFlseを逆にする | not x | False |
for文
for a in b:
for文には2つの要素があります。繰り返す対象となるものと、繰り返すもののリストを決めるものです。aが繰り返す対象で、bが繰り返すリストです。aにあらかじめ数値が入っていても、bの数値に上書きされます。
bに数値を指定した場合
bに数値を指定しても繰り返せないのでエラーになります。
bにリストを指定した場合
bにはリストを指定する場合が多いです。タプルも使えます。
b=[1,2,3,4,5]
for a in b:
print(a)
出力
1
2
3
4
5
bにrangeを指定した場合
rangeを使うと簡潔にあらわすことができます。3つの引数がありますが、省略して1つだけ指定した場合は、終了値(終了値を含まず)を指定したことになります。2つ指定した場合は、開始値と終了値(終了値を含まず)です。3つ指定した場合は、開始値、終了値(終了値を含まず)、間隔です。開始値は0、間隔は1がデフォルト(初期値)です。
range(開始値、終了値(終了値を含まず)、間隔)
for a in range(1,6):
print(a)
出力
1
2
3
4
5
while
while a < 10:
whileは条件を満たすかどうかを判断し、条件を満たしている限り繰り返すというものです。aが条件を満たしてなければ、その下の文を実行しますが、aの値が変わらなければ何度も同じ処理を繰り返す無限ループに陥ります。aを変える分がその下に含まれている必要があります。通常は、1を増やす文が加えられます。
x +=1 または x=x+1
a=1
while a<6:
print(a)
a+=1
出力
1
2
3
4
5
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