経済統計の使い方
統計初心者の社会人向けに、経済データの解説をしています。「まとめページ」をご覧くだされば、全体的な内容がわかると思います。
python

【python】条件分岐と繰り返し

ifとfor、while

条件を決めて実行する命令がif、繰り返す条件を与えて何回か繰り返すのがfor、条件が満たされている限り繰り返すのがwhileになります。

【python】pythonのまとめ 経済統計の使い方では、統計データの入手法から分析法まで解説しています。 https://officekaisuiyoku.com...

経済統計の使い方では、統計データの入手法から分析法まで解説しています。

if文

if a==b:

if文は条件を与えるものです。:をつける必要があります。if文などの後はインデントで下げて実行する文を書き、その部分を実行するかどうかを決めます。結果はイエスかノーの2択です。イエスならその後の文を実行し、ノーなら実行せずに、次の文に移動します。ノーの場合に別のことを実行する場合はelseを使います。

  • if : 条件
  • elif : 2つ目以降の条件
  • else : 条件に合わなかったもの

80以上をA,70以上をB、60以上をC、それ以外をDとするプログラムです。

a=75
if a>=80:
 print("A")
elif a>=70:
 print("B")
elif a>=60:
  print("C")
else:
 print("D")

出力

B

比較演算子

条件は等号で表すこともできますし、不等号などを使うこともできます。==と!=は値を比較します。isとis notは値が等しくてもオブジェクト自体が等しくなければFalseになります。「以上」は2番目に=があります(<=)。逆(=<)はエラーになります。

演算子説明例(a = 5, b = 3)結果
==等しいa == bFalse
!=等しくないa != bTrue
>より大きいa > bTrue
<より小さいa < bFalse
>=以上a >= bTrue
<=以下a <= bFalse
is同一オブジェクトa is bFalse
is not異なるオブジェクトa is not bTrue

論理演算子

論理演算子は以下になります。どちらも含む、どちらも含まないといった論理演算子を使うこともできます。x、yがそれぞれa==bといった条件の場合の結果です。

演算子説明例(x = True, y = False)結果
andxとyを両方満たすとTruex and yFalse
orxかyのどちらかを満たすとTruex or yTrue
notTrueとFlseを逆にするnot xFalse

for文

for a in b:

for文には2つの要素があります。繰り返す対象となるものと、繰り返すもののリストを決めるものです。aが繰り返す対象で、bが繰り返すリストです。aにあらかじめ数値が入っていても、bの数値に上書きされます。

bに数値を指定した場合

bに数値を指定しても繰り返せないのでエラーになります。

bにリストを指定した場合

bにはリストを指定する場合が多いです。タプルも使えます。

b=[1,2,3,4,5]
for  a in b:
 print(a)

出力

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bにrangeを指定した場合

rangeを使うと簡潔にあらわすことができます。3つの引数がありますが、省略して1つだけ指定した場合は、終了値(終了値を含まず)を指定したことになります。2つ指定した場合は、開始値と終了値(終了値を含まず)です。3つ指定した場合は、開始値、終了値(終了値を含まず)、間隔です。開始値は0、間隔は1がデフォルト(初期値)です。

range(開始値、終了値(終了値を含まず)、間隔)

for a in range(1,6):
  print(a)

出力

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5

while

while a < 10:

whileは条件を満たすかどうかを判断し、条件を満たしている限り繰り返すというものです。aが条件を満たしてなければ、その下の文を実行しますが、aの値が変わらなければ何度も同じ処理を繰り返す無限ループに陥ります。aを変える分がその下に含まれている必要があります。通常は、1を増やす文が加えられます。

x +=1 または x=x+1

a=1
while a<6:
   print(a)
   a+=1

出力

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