こんにちは、野口です。今回CUPNOODLES MUSEUM(カップヌードルミュージアム)に行ってきました。世界初の「チキンラーメン」を発明し、食文化に革新を起こした日清食品創業者である安藤百福の「クリエイティブシンキング」を、展示を通じて体験することができるミュージアムです。
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安藤百福について
ここでは、インスタントラーメンの父「安藤百福」を通じて食の創造について学習することができます。
彼は1910年3月5日に大阪で生まれました。日清食品の創業者であり、安藤スポーツ・食文化振興財団の創設者でもあります。
第一の発明として、1958年、世界初のインスタントラーメン(チキンラーメン)を発明し、インスタントラーメン産業を創出しました。睡眠時間を削り、休みなく一人で研究を続け、試行錯誤の末、爆発的人気商品を完成させました。
第二の発明では、このインスタントラーメンを世界に広めるために食習慣の壁を越えなければいけないと考え、1971年、カップヌードルを誕生させました。これによりインスタントラーメンが世界食へと生まれ変わりました。
さらに第三の発明では、自らが発明した「瞬間油熱乾燥法」を基礎として、無重力状態で食べるための工夫を加えた「スペース・ラム」と呼ばれる宇宙食ラーメンを2005年に開発させました。
また、青少年の健全な心身の育成にも力を注ぎ、安藤スポーツ・食文化振興財団の創設を創設しました。
クリエイティブシンキング
人生すべてを新しい「食」の創造に捧げた彼は、生涯、「クリエイティブな発想」と「最後まであきらめない執念」を持ち続け、研究に励みました。
彼のクリエイティブな発想の原点を知るための6つの要素を体感することができます。以下の要素です。
- まだないものを見つける
- なんでもヒントにする
- アイデアを育てる
- タテ・ヨコ・ナナメから見る
- 常識にとらわれない
- あきらめない
実際に私も体験しましたが、文章や文字を目で見る・平面的なイラストや図に表されているものではなく、立体的に表現された展示物が多く、六つの要素を様々な視点から自分の好きなように見て、考えることのできるようになっており、自分だけの、自分ならではの見方ができる点が魅力的でした。楽しみながら、私たち自身の発明・発見のヒントを見つけ出すことができます。
私自身、彼のように誰も思いつかない、考えつかないような大胆なアイデアを実現できる気がしました。
オリジナルカップヌードルづくり
今回の見学の際、マイカップヌードルファクトリーにてオリジナルカップヌードルを作りました。
体験所要時間45分、一食あたり500円で体験することができます。
カップにデザインをし、好きなようにイラストを描き入れ、デコレーションします。次に自らの手で機械を手回しし、カップに麵をセットします。その後4種類のスープ(カップヌードル、シーフードヌードル、カップヌードルカレー、チリトマトヌードル)から一つを選び、12種類の中から4つの具材を選択し、フタ、シュリンク包装をして、世界に一つだけのオリジナルカップヌードルの完成です。
味の組み合わせは合計5460通りあり、「逆転の発想」の大切さを楽しみながら、大人から子供、更には外国の方々など、年齢や国籍を問わず、様々な方が楽しめます。
私は、スープをカップヌードルにして、具材はチーズ、謎肉、ひよこちゃんナルト、インゲンにしました。
自分で自由にパッケージをデザインし、スープや具材も選択できるこの体験は、自らの手で開発したような気分を味わうことができ、世界に一つだけの特別なカップヌードルを作れたという特別感を味わえて、とてもうれしかったです。
まとめ
人類と食の関係に大きな進化をもたらした安藤百福のクリエイティブシンキングマインドに触れ、これからの時代に求められる創造的思考を豊かに育ててくれる体験型ミュージアムでした。実際に体感して学ぶことができるので小さなお子さんでも遊びながら学ぶことができます。創造力や探究心の芽を吹かせ、豊かになることのできる貴重な施設なので、ぜひ足を運んでみてください。
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