c関数は、数値や文字をまとめて扱うときに使います。c関数のcは、combine(結合する)のcです。ベクトルを作成する時によく使いますが、他にも使い道があります。
経済統計の使い方では、統計データの入手法から分析法まで解説しています。
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ベクトルの作成
c関数は、ベクトルの作成で使います。数値をひとかたまりにして、ベクトルを作成します。
> x <- c(1,2,3,4)
> x
[1] 1 2 3 4
データフレームの作成
データフレームを作成するときにも使えます。x,yの2つの変数をデータフレームにした場合です。c関数でx,yそれぞれのベクトルを作成し、cbind関数でまとめます。cbind関数は、個々のベクトルを縦に並べて結合します。as.data.frameでデータフレームになります。この関数を使わない場合は行列になります。
> x <- c(1,2,3,4)
> x
[1] 1 2 3 4
> y <- c(10,11,12,13)
> y
[1] 10 11 12 13
>
> df <- as.data.frame(cbind(x,y))
> df
x y
1 1 10
2 2 11
3 3 12
4 4 13
データフレームの見出し
データフレームの見出しを変えるときにもc関数が使えます。colnames関数で、見出しをx,yから”あ”、”い”に変えた例です。colnames関数は行列やデータフレームの列の名前を変更する関数です。
> colnames(df) <- c("あ","い")
> df
あ い
1 1 10
2 2 11
3 3 12
4 4 13
変数型の違うものでも結合
c関数は、変数の型が違う場合でも結合できます。文字列と数字を結合させることもできます。結合結果は、文字列が優先されます。
> x <-c("A",1)
> x
[1] "A" "1"
論理演算子と数字を結合させると、数字が優先されます。論理演算子のTRUEが数字の1に変換され、数字で構成されたベクトルになっています。
> x <-c(TRUE,3)
> x
[1] 1 3
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