さくら
建設関連統計ってあまりなじみがないですね。
かえで
住宅投資も建設投資の一部になりますよ。
経済統計の使い方では、経済統計の入手法から分析法まで解説しています。
【経済統計】経済統計一覧
経済指標を分野ごとにまとめています。
経済統計の使い方では、統計データの入手法から分析法まで解説しています。
1.経済統計...
建設総合統計の内訳
民間 | 公共 | |
建築 | 居住用:民間住宅投資 非居住用:民間設備投資の一部 | 公共投資の一部 |
土木 | 民間設備投資の一部 | 公共投資の一部 |
建設総合統計は、建築工事と土木工事の両方を合わせた建設投資全体を表した統計です。建築着工統計と建設工事受注統計を使った加工統計です。この統計の特徴は進捗ベースで表されていることで、建物が出来上がった分が計上されます。着工統計は、作り始めた時にすべての金額が計上されますのが、各月に出来上がった分だけ分散させる操作をしています(進捗展開と呼びます)。
民間の建築のうち居住用は民間住宅投資で、一戸建てやマンションの建築です。非居住用はスーパーの店舗やオフィスビルで、設備投資の一部になります。
民間の土木は、JRや電力会社、ガス会社などが行っている土木工事で、設備投資の一部になります。
公共向けは、建築も土木も公共投資の一部になります。GDP統計の公的固定資本形成は、建築、土木に、機械投資が加えられます。
建築着工統計
建築部門のデータは、建築着工統計から作られます。居住用については、住宅着工統計として、景気指標として重要な統計となります。
建設工事受注統計
土木関連のデータは、建設工事受注動態統計調査(建設受注統計)で作られます。
統計不正で問題のあった統計で、国土交通省が不適切な統計処理を都道府県に指導したことが問題になっています。たとえば、本来4月に計上しなければならない統計を5月に合算して計上するように指導しました。
【経済統計】建設工事受注動態統計の不適切処理|二重計上はなぜ発生したか?
建設工事受注動態統計の二重計上が問題になりました。この不正問題についてまとめておこうと思います。
国土交通省が、調査票の不適切...
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