- ミクロ経済学
- 供給の少ない財が転売によって買い占められ、価格上昇することは経済学的には価格が一時的に需要曲線と供給曲線の均衡点から上昇している状態と考えられるのでしょうか。それとも今回の授業の需要と供給とは異なる問題なのでしょうか。(価格は上昇していますが、供給側から見ると売れ残ってはいないように思われます。)
- 映画館の学生割引について、学生は時間はあるがお金がないため、重要視される価格を割引するということはとても納得できました。一方で、シニアについては、時間もお金もあるのではと思うので、シニア割引が設定されていることが多いのは何故だろうかと思いました。(レディースデイなんかも同様に)
- 需給曲線と説明があるが図では直線になっていた。曲線要素があるのか。 生産者がプレミア感をつけて生産物を販売する行為が死荷重を生む行為であるということが分かった。分配の最適化を目指すと、生産者数・土地面積・機械類の量・生産量の調整が必要になると考えるが、市場メカニズムに任せるのか国が関与するのか気になった。
- 通常財、正常財、上級財と紛らわしい用語がある。そのような命名が生まれた理由が知りたい。
- 動画における消費と貯蓄の関係を金利の影響で説明した考え方は追加で学ばないといけないと感じた。所得・余暇時間を要素とした無差別曲線があるのか気になった。
- 予算(所得)が増えれば無差別曲線は右上にスライドするようですが、所得が増え続ける限り無差別曲線も右上にスライドし続けるのですか。TDS、TDLには数回いければ十分に感じます。
- 無差別曲線は3次元で表現しないと理解が難しいとのことでしたが、3次元で表現した場合の縦軸は効用の高さを示すという理解で間違いないでしょうか?
- 効用は人によって異なるため、無差別曲線も人によって当然異なると思いますが、そうなると、無差別曲線(及び予算線)のシフトによって説明される上級財や下級財も人によって異なるように思いました。「この財は上級財」「これは下級財」と一意に定めることは可能なのでしょうか。
- 所得の増加に伴い需要が減少する下級財において、財の価格が下落することによる需要の伸びが所得の増加による需要の落ち込みにより相殺されることが実際にあるのでしょうか。
- 無差別曲線は左下に凸であることを想定されているが、逆の場合についてかんがえました。お酒を混ぜて飲むと悪酔いする迷信がある私にとっての、レモンサワーとハイボールの無差別曲線です。私は迷信が人より強いため、飲み屋で一種類の飲み放題を非常にお得に感じて選択することに納得できました。この場合、経済的にどちらを選択するのが合理的なのでしょうか。
- ビデオで弥生時代の例がありましたが、お米10個を持っている状態で芋1つに対して初めはお米4個、2つ目の芋に対してはお米2個・・・と、芋1つに対する価値が下がっていることは理解しましたが、それは交換相手の人にとっても同様で、芋が減っていくと芋の価値が上がって少ないお米の量では交換してくれないのではないかと思いました。この考えは合ってますでしょうか。
- 組み合わせる財の種類が3種類以上に増えても、計算が複雑になるだけで、予算線と無差別曲線の考え方は変わらないでしょうか。
ミクロ経済学
供給の少ない財が転売によって買い占められ、価格上昇することは経済学的には価格が一時的に需要曲線と供給曲線の均衡点から上昇している状態と考えられるのでしょうか。それとも今回の授業の需要と供給とは異なる問題なのでしょうか。(価格は上昇していますが、供給側から見ると売れ残ってはいないように思われます。)
考えてみるとなかなか難しい問題のようでした。
通常なら買いたい人が変えるところが、転売目的で仕入れる人がいるとします。そうすると、本来定価で買えた人は変えなくなります。
その人たちが転売ヤーから商品を買う場合、どの程度までお金を出すかということですが、最小の場合は左側、最大の場合は右側になります。

映画館の学生割引について、学生は時間はあるがお金がないため、重要視される価格を割引するということはとても納得できました。一方で、シニアについては、時間もお金もあるのではと思うので、シニア割引が設定されていることが多いのは何故だろうかと思いました。(レディースデイなんかも同様に)
・シニア層は、お金は年金しかない場合、所得が低いと考えられます。
・レディス割引は、女性と男性がとる行動が違うことからあるのだと思います。(曜日や時間など)

内閣府「日本経済2018-2019」
需給曲線と説明があるが図では直線になっていた。曲線要素があるのか。 生産者がプレミア感をつけて生産物を販売する行為が死荷重を生む行為であるということが分かった。分配の最適化を目指すと、生産者数・土地面積・機械類の量・生産量の調整が必要になると考えるが、市場メカニズムに任せるのか国が関与するのか気になった。
基本的には曲線ですが、直線で書いています。供給曲線は、限界費用曲線と一致するので、曲線の方が望ましいですが、価格と数量の増減のみがわかればいい場合は直線で書いています。
分配の最適化は、基本的には市場メカニズムに任せるものだと思います。コメやガソリンなど特定の品目には積極的に介入しています。
通常財、正常財、上級財と紛らわしい用語がある。そのような命名が生まれた理由が知りたい。
通常財(ordinary) 価格が上がると需要が減る
正常財(normal) 所得が増えると需要が増える
所得に関しては上級財、下級財があります。
日本語では、通常と正常は区別しにくいです。
正常財は、アルフレッド・マーシャル『経済学原理 (Principles of Economics, 1890)』で、所得と需要の関係の中で定義されたのが起源ということです(未確認)。
動画における消費と貯蓄の関係を金利の影響で説明した考え方は追加で学ばないといけないと感じた。所得・余暇時間を要素とした無差別曲線があるのか気になった。
所得と余暇時間でもできます。
たとえば、三谷「余暇と労働時間の長期的推移に関する経済理論と実際」などに載っています。
予算(所得)が増えれば無差別曲線は右上にスライドするようですが、所得が増え続ける限り無差別曲線も右上にスライドし続けるのですか。TDS、TDLには数回いければ十分に感じます。
2財の場合でも、限界効用は逓減していくので、だんだん傾きが滑らかになっていきます。効用がそれ以上増えない場合は、高原状態のような感じになるのではないかと思います。
無差別曲線は3次元で表現しないと理解が難しいとのことでしたが、3次元で表現した場合の縦軸は効用の高さを示すという理解で間違いないでしょうか?
高さは効用の高さで間違いないです。
効用は人によって異なるため、無差別曲線も人によって当然異なると思いますが、そうなると、無差別曲線(及び予算線)のシフトによって説明される上級財や下級財も人によって異なるように思いました。「この財は上級財」「これは下級財」と一意に定めることは可能なのでしょうか。
人によって、上級財になるか下級財になるかは違います。
所得の増加に伴い需要が減少する下級財において、財の価格が下落することによる需要の伸びが所得の増加による需要の落ち込みにより相殺されることが実際にあるのでしょうか。
財の価格が下落→ 実質所得が増加→下級財なら財の消費量は減少
財の価格が下落→ 財の消費量は増加
二つの駆け引きで決まるので、一つだけの宿の方が好ましいです。
無差別曲線は左下に凸であることを想定されているが、逆の場合についてかんがえました。お酒を混ぜて飲むと悪酔いする迷信がある私にとっての、レモンサワーとハイボールの無差別曲線です。私は迷信が人より強いため、飲み屋で一種類の飲み放題を非常にお得に感じて選択することに納得できました。この場合、経済的にどちらを選択するのが合理的なのでしょうか。
レモンサワーとハイボールでどちらかだけを飲むと効用が高いけれど、混ぜると効用が下がるという場合ですね。

ビデオで弥生時代の例がありましたが、お米10個を持っている状態で芋1つに対して初めはお米4個、2つ目の芋に対してはお米2個・・・と、芋1つに対する価値が下がっていることは理解しましたが、それは交換相手の人にとっても同様で、芋が減っていくと芋の価値が上がって少ないお米の量では交換してくれないのではないかと思いました。この考えは合ってますでしょうか。
米10 芋4
米6 芋1 芋3 米4
米4 芋2 芋2 米6
米3 芋3 芋1 米7
という感じで、交換相手の人にとってはコメの価値が下がるので少ない米でも交換してくれると思います。
組み合わせる財の種類が3種類以上に増えても、計算が複雑になるだけで、予算線と無差別曲線の考え方は変わらないでしょうか。
そうですね。人間は3次元以上になると図で想像するのが難しくなるので、式で計算して求めることになります。
